2017年10月

社員の育成と心づくり

当社は現在、人材の育成を最重要課題のひとつと考え、取り組んでいます。社員の人材育成は、会社がいくら準備して、環境を整えても、本人がやる気にならなければなりません。当社では、社員育成のために「リーチング」というオリジナルの成長ツールを用意していますが、これをどう使っていくかが、それぞれの成長に大きく関わっていると言えるでしょう。

リーチングでは、自立型人間の育成を目指しています。

自立型人間=心・技・体+生活という方程式で表せますが、ここで最も重視しているのが「心づくり」です。

1.心を使う=目標設定

2.心をきれいにする=態度教育(奉仕活動、挨拶をきちんとする等)

3.心を強くする=ルーティンの継続

4.心を整理する=リーチング日誌(リーチング手帳)

5.心を広くする=目標のシェア

この5つが、リーチングでの「心づくり」ということになります。

 

京セラ(株)の名誉会長の稲盛和夫さんが、「京セラフィロソフィー」という本に書かれているもので

「人生・仕事の成果」=考え方×能力×熱意という方程式があります。

考え方は-100~+100、能力・熱意は0~100ですので、考え方がマイナスになると、いくら能力や熱意があってもマイナスになってしまいます。私もこれに共感し、考え方のチェックリストを自分で作成して持ち歩いています。

◆良い考え方:前向き、建設的、肯定的、協調的、明るい、善意など

◆悪い考え方:後ろ向き、破壊的、否定的、非協調的、暗い、悪意など

この中で、良い考え方を増やしていくことが、リーチングの「心づくり」につながるところだと考えています。社員には、これを参考にしながら自分の考え方を振り返り、大きなプラスになる方向で、自分を見つめ直すための材料にしてほしいと思います。

 

代表取締役社長 福澤 一彦

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