2023.09.28

  • プレスリリース

京進主催、知育や巧緻性、安全性への工夫が満載の手作りおもちゃ 「手作りおもちゃコンテスト2023」受賞作品が決定 全国98チームの保育学生318名が参加。 9月3日(日)の表彰式で入賞13チームを発表


全国に95園の保育施設を運営している株式会社京進が、主催する「手作りおもちゃコンテスト2023」の表彰式を9月3日(日)にオンラインで開催し、最優秀賞をはじめ、インターネット投票により決定したオーディエンス賞など、入賞した13チームの各賞が発表されました。

このコンテストは、保育士を目指して学んでいる学生ならではの、既存にとらわれない新しい発想や感性を活かした「手作りおもちゃ」を競うもので、今回は全国から98チーム318名のエントリーがありました。8月1日(火)~20日(日)に行われた一般投票と最終審査を経て各賞が決定し、9月3日に表彰式が行われました。今年は、特別審査員の「わくわくさん」こと久保田 雅人(くぼた まさと)さんや、東京おもちゃ美術館 貝原 亜理紗(かいはら ありさ)さんにも出席いただきました。

最優秀賞に輝いたのは、金沢学院大学の4人の学生チーム「Mori zemi」の作品。魚をさばく・切り身を取るといった工程を遊ぶことができ、お寿司屋さんのごっこ遊びへの展開も広がる、見て触って食育にもつながる工夫があるおもちゃです。デザインや独創性、子どもたちが楽しみながら巧緻性も養えるなど、しかけが豊富なことなども高く評価されました。

入賞した13作品はいずれも、見た目の可愛らしさと共に、子どもたちの五感を刺激し、知育や経験につながるアイディアにあふれたおもちゃでした。入賞した学生たちからの、「指先や脳の発達を意識した」「小さな子でも扱いやすく安全性を考えた」「遊びやすさと壊れにくさに工夫した」などの制作ポイントには、保育を学んできたからこその着眼点や視点が感じられました。

京進は本コンテストを通じて、学生の学びの視野を広げ、保育士としての素地を養う経験を提供したいと考えています。今後も、質の高い保育人材の育成と保育環境の向上への取り組みにより、教育を通じた社会貢献を行ってまいります。


【入賞作品】

最優秀 Mori zemi
<評価ポイント> 「リアリティ」を体感できる独創性のある作品。魚がどのように調理されているかがわかるので食育にも役立つ。遊びを通じて興味が広がり、魚→切り身→寿司屋という過程を知り、またお寿司屋さんのごっこ遊びなどにも展開できる。

優秀賞 はらぺこりぃりぃー
<評価ポイント> 一日の生活の流れを表現している面白さがある。季節感があり、場面が変化することで子どもたちの興味を誘う。フェルトを使う安全面や手触りの優しさがあり、0~3歳児まで広く遊べる。


優秀賞
 チームSK
<評価ポイント> 組み立てるとお菓子の家になり、丁寧に作られている。遊び方に豊富なバリエーションがあり様々な展開ができる。見た目の可愛らしさもあり、子どもの大好きが詰まった作品。

 

審査委員長賞 Glück(グリュック)
<評価ポイント> 図形の特徴を活かした遊びがあり、丁寧な作りと可愛らしさ、色のコントラストも良い。おにぎりの具の出し入れが楽しく、日本の食文化への興味も。


わくわくさん賞
 Lets パープル
<評価ポイント> 作りの良さ、安全面、面白さが伝わるおもちゃ。キャラクターの出来も良く「お化粧道具を使って遊べる」点が特に良かった。ポーチに収納できる工夫もあり、手にして遊んでみたい作品。

 

東京おもちゃ美術館賞 森と山の境目
<評価ポイント> 作り手自身も楽しんでいることが伝わる作品。仕掛けも盛りだくさんで野菜を収穫するというおもちゃとしての一貫性があるところも楽しく、子どもたちが遊んでいる中でのコミュニケーションも多く図れそう。

メンバーシップ賞 なめこにゃん
<評価ポイント> 布絵本を細かいところまで丁寧に制作されている。視覚的にも楽しくて音が出たり指先を使ったり、視覚・聴覚・触覚を用いるおもちゃで五感を激する工夫がある。遊び方にも拡張性がある。

HOPPA審査員賞
うさぎMMS
<評価ポイント> かわいくて抱きしめたくなるサイズ感。着せ替えで巧緻性も生まれる点やイメージを膨らませて遊ぶことができる。安全面や知育要素への工夫、色彩や感触の経験など、遊びの中に多くの狙いが詰まっている。

今福ゼミ now happy

<評価ポイント> カラフルで積み上げるだけでなく、家づくりや町づくりに発展することができ遊ぶ年齢も広がる。安全面の考慮もあり、色の塗り方へのこだわりや木への愛情も感じる。

 


オーディエンス賞
 ※一般投票による上位3チーム
ふくしんづけ
<評価ポイント>野菜がどうやってできるのか、体験できるのが素敵なおもちゃ。

 


POWER

<評価ポイント> 発想が面白く、色に着眼しているのもすごく良い。

 

HOKUTO☆M&Y
<評価ポイント> 身近な材料で作ることができるので、真似してみたくなる。

 

The award of HOPPA賞 ※京進グループの保育士による投票
いちごの国のパン屋さん

<評価ポイント> 子供が好きな遊びが詰め込まれている。

 

 

【「手作りおもちゃコンテスト2023」受賞作品】
■入賞:13作品(同賞順不同、受賞者名は敬称略)

チーム名 所属校

受賞者名(敬称略)

最優秀賞 MORI zemi 金沢学院大学 西村鳳泉、高瀬菜々子、
高せいら、新谷愛友里
優秀賞 はらぺこりぃりぃー 東京保育医療秘書専門学校 宮地和花、伊東桜、
髙橋萌愛、中澤彩李
チームSK 札幌大谷大学短期大学部 菅原南美、片桐夢美
審査委員長賞 Glück(グリュック) 静岡福祉医療専門学校 小松美結、藤田奈緒、
畝田知奈美、久保田琴未
わくわくさん賞 Let’s パープル 大阪保健福祉専門学校 堀越帆夏、大野千奈、
野並陽菜
東京おもちゃ美術館賞 森と山の境目 大阪保健福祉専門学校 森永裕真、境家美奈、
山本未来翔
メンバーシップ賞 なめこにゃん 佐野日本大学短期大学 黒崎日香莉、黒川愛華、
木村仁奈、菊地心春
HOPPA審査員賞 うさぎMMS 茨城キリスト教大学 砥綿美咲、宮本秋花、
寺門満理奈
今福ゼミ now happy 武蔵野大学 清水柚希、石川萌菜、
北出胡桃、井上眞奈
オーディエンス賞 ふくしんづけ 四国大学短期大学部 中川乙葉、大谷蘭、
福田沙織
POWER 九州大谷短期大学 安德咲希、安部紗華、
奥深百、蒲池 萌絵
HOKUTO☆M&Y 北海道福祉教育専門学校 塚田由香、土生美里
The award of HOPPA賞 いちごの国のパン屋さん 茨城女子短期大学 岡本彩花、山内華音、
亀井あすみ、中澤綾乃

<最終結果> https://www.kyoshin.co.jp/event/detail/683382/

【「手作りおもちゃコンテスト 2023」概要】
■応募資格:全国の保育養成校に通う学生(大学・短大・保育士養成校・専修学校)
■参加総数:作品エントリー98チーム(318名)
■審査基準:おもちゃを見た・使った子どもたちがいかに『わくわくドキドキするような手作りおもちゃ』であるかを重視。その他、安全性や独創性も見て総合的に審査

■審査員:
○特別審査員:わくわくさん(久保田 雅人)
東京都出身。NHK Eテレで放送していた子供向け工作番組『つくってあそぼ』に「わくわくさん」として長年出演。現在も保育園、保育士さん向けに「工作教室」などを開催して工作の楽しみを広めています。工作の伝道師。

○特別審査 東京おもちゃ美術館代表審査員:貝原 亜理紗(かいはら ありさ)
認定NPO法人芸術と遊び創造協会、東京おもちゃ美術館 運営部 サブチーフディレクター、おもちゃコンサルタント。絵画造形教室の講師を経て、2017年から東京おもちゃ美術館に勤務。身近な材料でできる手づくりおもちゃのワークショップを行う「おもちゃこうぼう」と、電動いとのこを使用した木工作の部屋「いとのこや」を担当。

○メンバーシップ賞審査員:大阪樟蔭女子大学教授:安部 永(あべ ひさし)
※前年度 最優秀賞受賞チームの指導者

○審査委員長:水口 加緒里
(株式会社京進 保育事業部部長、株式会社HOPPA・ビーフェア株式会社・株式会社HOPPA三鷹取締役社長)
○審 査 員 :齊藤 美香、深谷 恵子、玉木 慎一、水津 純子(株式会社京進 保育事業部 ブロック長)

 

[2023年9月28日]