2016年1月

いつも笑顔で

先月、「無財の七施」に「耳施」を加えた八施を心がけようという話をしたところ、社員からたくさんの共感のレポートが寄せられました。 すぐにできそうで、それでいて習慣として身につけるのが難しい、そんなものかもしれません。ですが、日ごろ心がけているだけで変わるかもしれません。-

今月は、その八施のなかの和顔施(和顔悦色施)につながるものとして、「笑顔」についてお話します。

京進の各校・教室・園などの事業所には、清水寺の森清範貫主の書による「笑顔」の額を掛けています。これは20年ほど前、私が専務になったばかりの頃、森貫主に直々にお願いして、「笑顔」という2文字を認めて頂いたもののコピーです。
きっかけとなったのは、ある日、とある社員から、「専務、もっと笑顔を見せてください!現場のトップである専務の笑顔が現場や社員を元気にするのですから!」と言われたことでした。
それで、「これは反省して心がけよう!そのためには目に見える形にすることが必要だ!」と思い、お願いしに出向きました。貫主からは、「和顔」という言葉を薦められましたが、理由を説明してお願いし、書いてもらったものです。それから数年して、「これは現場でも心がけてほしい!」と思い、500部コピーして額に入れ、全事業所に配布しました。

「笑顔」は、周囲に明るい印象を与え、自分自身も明るい気持ちになれます。ですが、それだけが「笑顔」を心がけてほしい理由ではありません。「笑顔」というのは、それそのものが、お客様に対するもっとも大切なサービスの1つになるのです。ただニコニコしましょう、ということではなく、相手の気持ちに寄り添って、深い愛情を込めてほほ笑みましょう、ということです。
そういう思いを込めて送った色紙です。京進グループは、この精神を大切にし、創業50周年への初年度を、夢に近づく1年にしていきたいと思います。

 

代表取締役社長 白川 寛治

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