新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行は、現在も予断を許さない大変な状況下にあり、経済への打撃は今後さらに厳しくなると予想されます。

日本においても多くの会社や事業が、その大小を問わず大きく売上を落としています。京進グループも例外ではなく、各部門で影響を受けています。

しかしながら、オンライン利用を中心とした創意工夫、安全対策を徹底した中でのサービス提供の継続に努めた結果、その影響を最小限にとどめてきています。またピンチをチャンスと捉えて、こうした時だからこそ生まれる新しい視点や挑戦を大切にし、今後の飛躍と発展に繋げていける強かさと共に、全従業員で団結し、この難局を乗り越えたいと思っています。

先日、テレビで目にしたAmazonの創業者のジェフ・ベゾス言葉に惹かれるものがありました。

「私たちの目標は会社の成長ではなく、お客さまに最高の満足体験を提供することであり、ニーズに応えようと努力していれば、必ず信頼を得られる。例えばカスタマーレビューは単純に本を売るためだけのものではなく、良い意見も悪い意見も提示して、お客さまが買うかどうか判断する手伝いをするためにある」

といった内容で、お客さまの満足・信頼を得る仕組みが、大切なのだと感じました。
私たちの仕事の全てにおいても同様に、お客さまに最高の満足体験を提供し、他社にはない信頼を得るということを、常に意識して取り組むことが重要だと思います。

京進は「自分で考え、行動する」ということを大切にしています。

クレドを作る。夢や目標や志を持ち、それに向かっての行動を継続する。
これらは、当社が人材育成の柱としている「リーチング」の大切な骨子でもあります。「リーチング」は押しつけるものではなく、自分で考えるためのヒントや考え方を提供するものであり、励ましや自立への手助けに繋げていただくものです。

良い授業やサービス提供するとことも非常に大切なことですが、さらに素晴らしい人生を歩んでいける力を「リーチング」という仕組みで育て体得していただくこと、それを実現するために全従業員で努力し続けていくことが、お客さまの最高の満足と、信頼を得ることに繋がるのだと信じています。

 

代表取締役会長　立木　貞昭