2020年8月

マスクの下も笑顔で

世の中では、新型コロナウイルス感染症がいまだ収まっておりません。当社の社員には「不安は解決できないまでも、不安を解消する方法を考えてみよう」と話しています。
私自身で効果的だと考え、実践しているのは「不安を見つめ、その原因を話したり、書き出してみること」です。

私は45年以上、毎日日記を付けています。

その日、嬉しかったことと悲しかったことを書くよう意識していますが、不安や不満、怒りもあれば併せて書いていて、心の平穏になかなかの効果があります。京進従業員の心掛け「京進心掛け十か条」の中にも「悩みと反省は紙に書く。心はいつも平静にする」という項目があります。悩みや不安は、人に相談した段階で半分以上解消していると聞きますが、悩みや不安な気持ちを表に出すことで、その正体が明らかになるからではないでしょうか。

不安解消には、他にも色々な方法がありますが、どんな方法よりも不安解消に一番簡単で効果があるのは、「笑うこと」だと思います。声を出して笑う、口角を上げて笑う、どんな笑い方であっても不安な気持ちを和らげてくれることは、私自身も何度も経験しています。

社員からのレポートに、こんなことが書かれていました。

「『伝え方が9割』の著者・佐々木圭一さんの文章に、以下のようなお話が書かれていました。先日、佐々木さんが目にしたとある喫茶店の貼り紙に、「マスクの下は笑顔です!」という一文が書かれているのを見て明るい気分になり、みんなを笑顔にしてくれている気がしたという内容でした。心を和ませてくれる貼り紙から、明るい方々が働かれている様子が目に浮かびました。マスクをしていても笑顔かどうかはわかりますし、しぐさや声にも表れます。笑顔を忘れず、明日も元気に生徒を迎えたいと思います」

笑うこと、笑顔でいることは、自分も周りにいる人も元気になり、気持ちも晴れやかになります。コロナ渦が続く中、不安も心配ごとも続きがちですが、笑顔を忘れず、笑って気持ちを前向きにし、元気に過ごしていきたいです。

 

代表取締役社長 福澤 一彦

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