2021年9月

自分の行き先を知っている人の前に道は拓ける

「自分の行き先を知っている人の前に道は拓ける」
私のお気に入りの言葉のひとつです。世の中の行き先、会社の行き先、各職場の行き先、そこで働くひとりひとりの行き先、皆さんそれぞれの「行き先」を考えられたことが、一度ならずあると思います。

私が社長になって丸4年が過ぎました。
このうち昨年2月からの1年7か月はコロナ対応に追われましたが、この4年間、様々な「行き先」を探しながら仕事に向き合ってきました。
会社の行き先を考える時、まず念頭に置いていたのは「公平性・透明性・納得性」の3つで、次に意識したのは「将来性・収益性・革新性」でした。

状況により比重は変わりますが、現在重きをおいているのは「将来性と収益性」です。
これからの10年、京進が世の中に正しく認知され、飛躍を遂げている姿を実現するために何が必要なのかを考える時間が多くなりました。将来性と収益性の両立は簡単なことではありませんが、長期的視野と短期的視野を常に意識して仕事に取り組むことが重要だと考えます。

将来性と収益性を考えることは、「量と質」を考えること似ています。どちらも、一方にだけ目を向け追い求めていると、もう一方に目がいかなくなったり、意識が疎かになったりしがちです。どちらも意識しながら考え、追い続けることが大切です。また、少し矛盾するかもしれませんが、圧倒的な量が圧倒的な質に変わるということも事実としてあります。経験値として、量をこなさないと質が高まらないことを感じている方も多いでしょう。

「スピード」も、行く道を拓くために必要な要素です。今はあらゆることにスピードが求められる時代になっています。考えたその時は斬新なアイデアであっても、1年も経たないうちに古いものとなってしまう時代です。新しいことを始める時には、スピードとクオリティの両立を考えなくてはなりません。前出の「将来性と収益性」「量と質」そして「スピードとクオリティ」、いくつもの要素に対して同時に取り組んでいくための、バランス感覚と柔軟な姿勢を磨いていかなくてはなりません。

「本物」は、時を超えていくことができます。京進が本物であり続ける企業であるためにも、様々な「行き先」を見据えて今何をすべきか、「公平性・透明性・納得性・将来性・収益性・革新性」の6つを念頭に置きながら、京進グループ全体で向き合っていけるよう努めてまいります。

 

代表取締役社長 福澤 一彦

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