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中学校のテストは小学校と何が違う?定期テストを攻略する勉強のコツ

2023.11.16

「中学校と小学校のテストはどう違うのだろう」
「中学校のテストで気をつけるべき点を知りたい」

こう思っている中学校1年生・保護者の方は多いのではないでしょうか。中学校では小テストの他に定期テストがあります。定期テストは5教科同時に勉強する必要があるので、なかなかいい結果が出ない…と悩む子どもも少なくありません。小学校のテストとの違いに驚く子どももいます。

中学校のテストは単元の総復習を行うことで内容を定着させる意図があります。中学生になったら、教科書の見直しや授業の要点のまとめ直しなど、自発的にテスト勉強をする必要があるのです。

この記事では、小学校と中学校のテストの主な違いやテスト勉強を始めるタイミングについて解説します。

◆本記事の目次

小学校と中学校のテストの主な違い

小学生と中学生のテストにはいくつかの違いがあります。

中学1年生になると、テストの形式や内容、難易度などが変わるため、小学生の頃と同じような勉強方法では思うように点が取れないことがあります。ここでは、小学校と中学校のテストの主な違いについて詳しく解説します。

●テストの時期

小学校では、一つの単元が終わるたびにテストが行われることが一般的です。これにより、子どもは各単元の内容をしっかりと理解しているかを確認できます。

一方、中学校では学期ごとに中間テスト、期末テスト、そして学年末には学年末テストが行われます。つまり、長期間に渡る学習内容を一度に試されることになるのです。

中学校では「テスト期間」を設け、期間中はテスト勉強に専念させることが多いです。中学生は複数の教科を一度に勉強する必要があり、計画的な勉強が求められます。

●中学校のテスト時期
時期
1学期 中間テスト 5月中旬~下旬
期末テスト 6月下旬〜7月上旬
2学期 中間テスト 10月上旬〜中旬
期末テスト 11月下旬
3学期 学年末テスト 2月下旬
●テストを作る人

小学校のテストは、多くの場合外部の業者が作成します。そのため、テスト問題はカラフルで見やすく、子どもが興味を持って取り組みやすいデザインとなっています。

中学校のテストは、各教科の先生が作成します。そのため、学習した内容や担当の先生の重視するポイントに合わせたオリジナルの問題が出題されることが多いです。中学校のテストでは、授業をしっかりと聞き、先生の言葉を注意深くキャッチする必要があるでしょう。

●テスト範囲

小学校のテストは、学習した単元ごとに出題されます。しかし、中学校のテストでは、そのテストまでに習った内容すべてが範囲となることが一般的です。

たとえば、中間テストでは前半の学期に学んだことすべてが、期末テストでは学期全体の内容が対象となります。そのため、中学校のテストは小学校に比べて範囲が広いと言えるでしょう。中学生は定期的に復習を行い、学んだ内容をしっかり覚えておく必要があります。

●テストの問題数

小学校のテストは問題数が限られており、子どもが短時間で取り組めるように設計されています。一方、中学校のテストは問題数が多く、テスト時間も長くなっています。これは、中学校での学習内容が深く、多岐に渡るためです。

また、中学校のテストは、知識だけでなく、応用力や論理的思考力を問う問題も増えてきます。そのため、テスト中に集中力を保ち続けることが求められます。

中学校のテストはテスト範囲が広く、問題数も多いため、ある程度前から復習をして準備する必要があります。以下からは、いつからテスト勉強を始めるべきかについて解説していきます。


中学校のテスト勉強は“3週間前から”始めよう!

中間テスト・期末テストの勉強は3週間前から始めるのがおすすめです。

1週間前だと勉強時間が足りず、範囲をすべて押さえきれずに試験当日を迎えることになってしまいます。1カ月以上前から始めても部活との両立が難しく、だらだら勉強してしまうことがあります。

勉強時間が長くても効率が悪く、頭に入らなければ意味はありません。適切な準備期間を確保し、計画的にテスト勉強を進めましょう。

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中学校のテスト勉強を始める前に押さえておきたい3つのポイント

ただやみくもに勉強するだけでは、十分な成果は得られません。科目ごとの勉強のポイントを踏まえつつ、スケジュールを立てる、復習を重視するなどの対策をとりましょう。

ここからは、中学校のテスト勉強を始める前に押さえておきたいポイントを解説します。

●テスト勉強のスケジュールを立てる

学校でテスト範囲を確認したら、まずは勉強の計画を立てましょう。計画は具体的なほうが取り組みやすくなります。そのため、曜日ごとに何の教科をやるか決めて、その計画に従って進めるのがおすすめです。

また、計画を立てるときに重要なのは、無理なく続けられることです。夜遅くまでや徹夜で勉強する計画を立てたり、勉強時間を詰めすぎたりすると長く続けられません。自分の生活リズムに合わせた計画にすることが大切です。

まずは目標点数を決め、テスト前にするべきことを洗い出します。するべきことに優先順位をつけたら、計画表に入れ込みましょう。

▶数学 ワークp.10~p.20
▶英語 教科書p.15~p.18
▶社会(歴史分野) 教科書p.25~p.36
▶理科(生物分野) 演習問題1~10
▶理科(化学分野) 教科書p.23~p.33
▶社会(公民分野) 資料集p.21~p.46
▶数学 ワークp.21~p.31
▶国語 教科書p.30~p.36、漢字p.12~p.20
▶英語 教科書p.19~p.23
●習った内容の復習を重視する

中学校のテストにおいて、習った内容の復習は非常に重要となります。一度学んだことは時間が経つと忘れやすいと言われていますが、定期的に復習を行うことで、知識が長期記憶に移行しやすくなるのです。復習の過程で、自分が理解していなかった点や誤解していた部分に気づくことができます。疑問点を解消し、誤解を正すことで、より深い理解が得られるでしょう。

中学校のテストに向けて、習った内容の復習をしっかりと行うことで、知識の定着を促進し、テスト時に知識をスムーズに引き出すことができます。配られたプリントや授業中に先生が話した内容はテストに出る可能性が高い点も押さえておきましょう。

●平日の勉強は1〜2時間を目安にする

テストの1週間前に部活が休止期間に入るという学校がほとんどだと思います。2週間前から勉強を始めるとすると、部活と両立しながら時間を確保しなければなりません。平日は1〜2時間を目安に生活リズムを崩さないように勉強しましょう。夜眠くなってしまう人は、朝早めに起きて勉強するのも有効です。

部活の休止期間になったら、平日は3時間、休日は8時間を目安に集中的に勉強できると学力も上がってきます。


【科目別】中学校のテスト対策のコツ

5教科に共通して言えることは、「授業で学習した内容は必ず復習すべし」ということです。定期テストは基本的に先生が教えた範囲から出題されます。また、日々の授業の復習がきちんとできていれば、内申点UPはもちろん、高校受験の勉強にもつながるでしょう。

とはいえ復習を自ら行うのは難しいものです。多くの中学校は教科書とは別にワーク教材があります。進度に合わせて進めるだけでも復習になるため、まずはワーク教材から始めてみるのがおすすめです。

ここからは、科目ごとに復習の際のポイントを解説します。

●国語(現代文・古文)のテスト対策

国語(現代文・古文)のテスト対策でやるべきことは、下記のとおりです。

【やるべきこと】
・漢字・熟語・古文単語などの暗記
・教科書・ノートの復習

国語で真っ先に行うべきテスト対策は、漢字や古文の語句、文法を暗記することです。
単語帳を声に出して読んだり、繰り返しノートに書いたりするなどがありますが、いろいろ試してみて自分に合った暗記方法を見つけましょう。いずれにしても、毎日繰り返すことで記憶に定着しやすくなるので毎日少しずつ行いましょう。

また定期テストは授業で習った範囲から出題されるので、教科書やノートを見返し、先生が黒板に書いた内容を復習しておくことが大切になってきます。授業中にメモを取っておくと先生の話を思い出せるので効果的です。

●数学のテスト対策

数学のテスト対策でやるべきことは、下記のとおりです。

【やるべきこと】
・公式の暗記
・問題演習

まずやるべきは、公式の暗記です。しかし、数学の勉強は公式を覚えるだけでなく、出題される問題に合わせて公式を使い分けることが重要です。

教科書や問題集のさまざまなパターンの問題を解くことで、公式の使い分けが身につきます。先生によっては、数値を変えただけの問題を定期テストに出題することもあるので、教科書や日々のプリント、問題集は完璧に正解できるようにしておきましょう。

●理科(生物・化学)のテスト対策

理科(生物・化学)のテスト対策でやるべきことは、下記のとおりです。

【やるべきこと】
・問題演習
・法則や用語の暗記

暗記する内容が多い理科ですが、重要な語句や法則だけ覚えればいいわけではありません。 重要な語句しか覚えていなかった場合、応用問題に答えられない場合があるからです。問題集や授業中の小テストなどを活用し、問題を解きながら暗記するのがコツと言えます。
また、実験の内容も押さえておきましょう。

実験手順・結果・結果からわかったことを覚えておく必要があるので、教科書を繰り返し読み、学校のワークを間違いがなくなるまで繰り返すと高得点が期待できます。

●社会(歴史・地理・公民)のテスト対策

社会(歴史・地理・公民)のテスト対策でやるべきことは、下記のとおりです。

【やるべきこと】
歴史
・歴史的な出来事の暗記
・出来事の背景や生じた変化の理解

地理
・地理の特徴の暗記
・地形と天候、産業との関係性の理解

公民
・用語の暗記
・制度の構造の理解
・ニュースや新聞のチェック

社会の勉強方法は歴史・地理・公民によって異なります。

どの分野においても勉強の中心は暗記ですが、歴史なら出来事が起こった理由や、その出来事によりどんな変化が起きたのかまでの流れで覚える必要があります。

地理は、地形と天候と産業に与える影響を関連づけて覚えましょう。暗記が中心となるため、できる限り学んだ内容を繰り返すことをおすすめします。

公民では、政治分野、経済分野、国際問題分野などに分かれているので、偏ることなくどの分野も勉強するのが大切です。資料集を活用して視覚的に理解するのもよい方法でしょう。また時事問題が出題される学校が多いので、日頃からニュースのチェックをしておくことが大切です。

●英語のテスト対策

英語のテスト対策でやるべきことは、下記のとおりです。

【やるべきこと】
・単語や文法、例文の暗記
・教科書やプリントの復習

英語の勉強は、英単語や例文の暗記、英文の和訳が中心です。単語カードやフラッシュカードを使って視覚的に記憶すると効果的です。また、発音も同時に確認し、耳からのインプットも増やすことで記憶を強化できます。

文法については、ルールを理解するだけでなく、実際にそれを使った文章を作成してみることで、使用方法を体得しやすくなるでしょう。

教科書や授業のプリントを活用し、問題演習を繰り返すことが大切になってきます。
教科書の英文から単語の穴埋め問題が出題されることもあるので、声に出して読みながら英文ごと覚えるといいでしょう。


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●定期テスト対策で学校のワークをフォロー

定期テスト前には、学校ワークの進捗管理をしてくれたり、ワークの取り組み方法を教えてくれたりするので、内申点アップにつながります。

京進の中学・高校受験TOPΣには自分の学習状況をスマホで確認できるシステムがあります。学習状況や弱点に合わせた学習法で、効率的に成績アップが狙えるでしょう。

●学習計画を立てて勉強できる

京進オリジナルの学習手帳「リーチング学習手帳」で計画を立てて勉強する習慣が身につきます。

授業前後には先生に質問でき、ひとりひとりに合った解説で理解度の向上につながります。

●特訓講座で意欲的に学習できる

通常講座とは異なる定期テストの「テスト対策授業」が用意されており、より集中的に学習できます。

「テスト対策授業」は各学校のテスト日程に合わせて設定されており、無理なく定期テストの学習を進めることができます。


中学校のテスト対策は計画的に行いましょう!

中学1年生がテストで平均点以上の成績を獲得するためには、計画的な対策が大事です。3学期制、あるいは2学期制の学校いずれにおいても、学期の終わりにテストが行われます。テストの出題範囲を確実に理解し、それを基にステップごとの対策を立てることが重要です。

テストが2週間後に迫ってきたら、提出物や普段の授業でのプリントを見直し、自分の苦手な部分や苦手教科を特定します。また、テスト後は解答をよく見直し、間違った部分を確実に修正しましょう。

やる気を持ち続けることも、テスト対策において非常に重要です。普段からの学習習慣を持つことで、テスト前に焦らず、確実に対策を進めることができます。苦手な部分を克服する過程で、自分の成長を感じることができるはずです。

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