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愛知県の私立・公立高校はどう選べばいい?高校の選び方と2023年スタートの新制度による変更点も解説

2023.01.02

2023年度から愛知県公立高校入試の制度が大きく変わります。例えば、一般選抜で2校に出願する場合は、今まで2回入試を受ける必要がありましたが1回になり、推薦選抜の学力検査はなくなりました。
本記事では愛知県の公立高校の入試日程、公立高校と併願する私立高校の選び方、最新の2023年度入試の変更点を紹介します。公立高校を受験予定の中学生や保護者の方は受ける高校を決める前に入試情報をきちんと入手し、理解しておくとよいでしょう。

◆本記事の目次

【2023年度版】愛知県の公立高校の入試日程・スケジュール概要・特色選抜とは?

まずは公立高等学校の入試日程を紹介します。推薦選抜と特色選抜、単位制選抜の合格者発表の後に一般選抜の願書提出が始まるという流れです。

日程 内容
2023年2月1日(水)・2日(木) 推薦選抜入学願書提出
特色選抜入学願書提出
外国人生徒等選抜願書提出
全日制単位制選抜願書提出
2023年2月6日(月) 推薦選抜面接
特色選抜入学検査及び面接
外国人生徒等選抜入学検査および面接
全日制単位制選抜入学検査および面接
2023年2月8日(水) 推薦選抜合格発表
特色選抜合格発表
外国人生徒等選抜合格発表
全日制単位制選抜合格発表
2023年2月10日(金)・13日(月) 一般選抜入学願書提出
2023年2月14日(火) 志願変更
2023年2月22日(水) 一般選抜学力検査
2023年2月24日(金) Aグループ面接(実施する場合)・特別検査
2023年2月27日(月) Bグループ面接(実施する場合)・特別検査
2023年3月9日(水) 一般選抜合格者発表

(このほかに、連携型中高一貫校の福江、新城有教館作手校舎、田口では、1月中に連携型選抜が行われます)

特色選抜というワードが聞き慣れない人も多いと思いますが、それもそのはずで2023年度入試から始まる、高校や学科の特色を生かした新しい試験方式です。教育委員会の発表によると、面接が必須となったことに加え、作文・基礎学力検査・プレゼンテーション・実技検査から1つが実施されることになりました(高校により異なる)。実技検査はスポーツの種目別実技、英語による問答、鉛筆による正確な描写、紙を使った立体の構成、のいずれかを高校が選択します。定員枠は各高校・学科の募集人員の20%程度までを上限に、各高校が具体的に「○人」と決めています。他の選抜との併願はできません。各高校の具体的な推薦選抜制度の詳細は志望校のホームページをチェックしてみてください。

参考:令和5年度愛知県公立高等学校入学者選抜(全日制課程)において「特色選抜」を実施する高等学校・学科及び入学検査の内容について


公立高校の選び方とは

公立高校の選び方を以下で説明します。尾張と三河の2つの学区があり、普通科を受験する場合、原則として自分が住んでいる学区以外の高校は、受験することができません。。

●学科から選ぶ

高校には普通科と専門学科があり、何を学びたいかによって適した科を選びます。
3年間で何を学び、高校卒業後にどのような進路に進みたいかによって科を選ぶことが大切です。

●普通科の場合は学区から選ぶ

普通科のある高校に進学する場合は、尾張学区と三河学区のうち、住んでいる地域の学校しか受験できません。尾張学区と三河学区対象の地域を以下に載せたので、確認をしてください。

〈尾張学区〉
名古屋市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、津島市、犬山市、常滑市、江南市、小牧市、稲沢市、東海市、大府市、知多市、尾張旭市、岩倉市、豊明市、日進市、愛西市、清須市、北名古屋市、弥富市、あま市、長久手市、愛知郡、西春日井郡、丹羽郡、海部郡、知多郡

〈三河学区〉
豊橋市、岡崎市、豊川市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、新城市、知立市、高浜市、田原市、みよし市、額田郡、北設楽郡

学区によって受験できる高校が変わるため、普通科を希望する場合は居住する学区内にある高校に絞らなければなりません。
尾張学区と三河学区の境界は調整区域とされ、居住する人は自分の学区以外の一部の高校も受験できます。調整区域と受験できる高校を以下に示します。

〈尾張学区〉
大府市・豊明市:刈谷、刈谷北、知立東
知多郡東浦町:刈谷、刈谷北、知立東、高浜
日進市・愛知郡東郷町:豊田西、衣台、豊田、三好
知多郡南知多町篠島・知多郡南知多町日間賀島:三河学区に属する普通科高校

〈三河学区〉
刈谷市・知立市:豊明、大府、大府東、東浦
高浜市:東浦
豊田市・みよし市:日進、日進西、東郷
西尾市一色町佐久島:尾張学区に属する普通科高校

●部活動や校風から選ぶ

高校入学後にやってみたい部活があるなら、入りたい部がある高校を選ぶことが大切です。
せっかく入学しても校風が合わないと3年間の生活が苦痛になりかねません。申込み前に校風についても調べておくとよいでしょう。

●2023年度から入試は1回になる

これまでは2校に出願する場合、それぞれテストを受けなければなりませんでした。
2023年からこの点が変更され、2校出願する場合でも1回のテストを受けるだけになります。
1回のテストの結果から2校の合否が判定されますので受験の負担は減りますが、難易度は上がったとも言えます。これまでよりしっかり学習を身につける必要があるでしょう。

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併願で私立高校を受けるときの選び方

公立高校を第一希望とする場合は、併願で私立高校を選ぶことになると思います。
安心して第一志望の公立高校を受験するために、私立高校の選び方の注意点をまとめましたので、参考にしてください。

●自分の学力で選ぶ

併願で受ける高校は偏差値などをもとにして、学力に見合ったところを選ぶことが大切です。
公立高校が本命の場合は、公立高校に落ちた場合の滑り止めとして、より合格する可能性が高い私立高校を併願先にすると、公立高校の受験に専念できます。入試問題の形式も高校によって異なるので、過去問を解いて得点できるかを確かめておきましょう。

●第一志望と同じポイントをチェック

意外と疎かになりがちですが、併願する高校が滑り止めだとしても、通う可能性がある以上は適当に選ばないようにしましょう。
学校の校風や制服、通学時間や科の種類などをしっかりチェックしてください。
そのためには学校のホームページを見るだけでなく、オープンキャンパスに参加し、高校を見学することもおすすめです。
併願の私立高校でオープンキャンパスや説明会実施しているかどうか調べてみましょう。
オープンキャンパスに参加する際には、自分の中で譲れない点を事前に決めておくとよいです。

●推薦の場合は第一・第二志望を決定する

公立と私立両方で推薦選抜を受けることができる場合は、どちらを第一志望にするかを決めます。
推薦選抜を受けられるのは第一志望のみだからです。
2023年度から公立高校推薦選抜の学力テストが廃止されました。面接の有無は高校によって異なります。


愛知県の公立高校の注意点を押さえて合格へ!

2023年度から変わる公立高校入試制度の仕組みや変更点、学校の選び方はわかりましたか?
まず公立高校の選び方としては、自分の受験できる学区を最初に確認しましょう。
2023年からの変更点をもう一度挙げると、一般選抜で2校受験する場合でも一度の受験になり、推薦選抜では学力テストがなくなるなどがありました。これらの変更点は受験に大きく関わることなのでしっかり押さえて、第一志望の高校目指して勉強に取り組みましょう。
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