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解き直しノートの作り方|中学・高校受験で役立てよう!

2023.01.03

中学受験や高校入試には相当な学習量が必要となり、受験の直前期になると学習内容もハードになっていきます。志望校合格に向けて成績をアップさせるには、得意不得意を把握し、早めの対策が欠かせません。

対策の一つとして、弱点克服に効果的とされるのが「解き直しノート」を使った勉強法です。「解き直しノート」とは、テストで間違えたり、解けなかったりした問題を解き直すためのノートで、作っておくと受験勉強時に役立ちます。

中学受験の場合は、自分自身の苦手分野を正確に把握するのが難しいため、保護者がノート作りを手伝ってあげると良いでしょう。この記事では、解き直しノートの作り方や使うべきタイミングについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

◆本記事の目次

解き直しノートの作成がおすすめの理由

最初に、解き直しノートの作成がおすすめの理由を確認しておきましょう。解き直しノートをいきなり作成しても、「どんな目的で利用するのか」「どのようなメリットがあるのか」を把握しておかなければ、その効果を最大限に発揮することはできません。
ここからは、解き直しノートをおすすめする3つの理由を紹介します。

●苦手なポイントを克服しやすい

解き直しノートを活用すると、苦手なポイントを克服しやすくなります。テストを受けた後にミスした問題を放ったらかしにしがちですが、そのままにしておくと次も同じ間違いを繰り返してしまうでしょう。

一度間違えた苦手なポイントは、間違わずに解けるようになるまで解き直しノートで繰り返し復習することが重要です。
解き直しノートを利用することで、どの問題を苦手に感じているのか整理でき、お子さま自身が苦手なポイントを把握できるでしょう。

●授業内容が定着しやすい

解き直しノートを作ることで授業内容が定着しやすくなるのも、解き直しノートをおすすめする理由の一つです。
解き直しノートでテストごとに解き直しをしていくと、授業で習ったことの復習につながるため、授業だけではマスターできていなかった内容も定着しやすくなります。

学校の授業を受けても、先生の教え方や参考書、問題集の内容によっては理解するのが難しい場合があるでしょう。解き直しノートは自分に合ったスタイルで作成できるため、しっかり理解したうえで定着させられるのも特徴です。

●授業内容の理解度が上がる

解き直しノートを使えば、授業の理解度アップも期待できます。解き直しの際、教科書や授業で習った内容も解説として書き込めるため、授業内容の理解度が向上するでしょう。

解説を加えたノートは、間違えやすいポイントを詰め込んだ自分専用の教材になるため復習にも使いやすいです。
試験前に復習として解き直しノートに目を通せば、自分に理解しやすい解説が加えられており、学習した内容を思い出しやすいでしょう。


解き直しノート作りにおける5つのポイント

解き直しノートの書き方に決まったスタイルはありません。そのため、使いやすいようアレンジしながら作りましょう。
とはいえ適当に作ってしまうと、読み返したときに意味が理解できず、復習に適さないノートになってしまいます。

ここでは、解き直しノートの一例を参考におすすめのポイント5つを紹介するので、チェックしながら作成してみてください。自分が使いやすいことが一番大切なので、小学生のお子さまの場合は相談しながら作成するのをおすすめします。

解き直しノートの例

1.解き直した日を記載する欄を作る

解き直しノートは、何度も解き直しできるよう作成するのがポイントです。そのため、「解き直した日」と「解けたかどうかの成績」を〇や✕で記入できる表などを作り、苦手を克服したか一目でわかるようにしましょう。
苦手な問題を克服するには、最低でも3回解き直すことがおすすめです。

2.解けなかった問題と解説をノートに記載する

解き直しノートに問題と解説をまとめるには、ノートの使い方のルールを決めておくことが大切です。
例えば、ノートの左ページに問題文を記載し、右ページには解説を記載するといった明確なルールを決めておけば、単元や教科が変わっても確認しやすくなるでしょう。

間違えた問題や解説を解き直しノートにまとめる際には、教材をコピーして貼り付けるのがコツです。
手書きすると解き直しノート作成に時間がかかり、勉強をやった気になってしまいます。解き直しノートを短時間で作成できれば、勉強時間を確保しやすくなるでしょう。

3.解き直した答えは別のノートに書く

解き直しノートで問題に取り組む際、答えは別のノートに書くようにします。解き直しノートでは、「解き直した日」と「解けたかどうかの成績」だけを確認できるようにしておきましょう。

自分の力で解くのが難しければ、解き直しノート右ページの解説を確認しながらチャレンジしましょう。また、ノートではなくルーズリーフを使い、3回正解した問題は取り外すといった工夫も大切です。

4.右ページにはメモできる余白を作る

解き直しノートの右ページは解説だけでなく、メモを入れる余白も設けておきましょう。
解き直しノートを使って勉強する中で、「なぜ間違えたのか」や「問題を解くためのポイントはどこか」といった間違えた原因や解くためのコツを付け加えたい場合もあります。

余白があれば追加したい内容を書き足せるので、より充実した解き直しノートとして使いこなせるでしょう。

5.教科別に分ける

ルーズリーフとノートのどちらを使うにしても、教科別に分けると見やすい解き直しノートになります。ルーズリーフの場合は、インデックスで分けると良いでしょう。

特に算数・数学は、同じような問題が出ることが多い教科です。他の解き直しノートより効果が感じられやすいので、最初に作る解き直しノートの教科としておすすめです。

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解き直しノートを作るタイミング

解き直しノートを作るタイミングは、定期テストや模試、受験生なら過去問を解いた後がおすすめです。テストの答案を自己採点すれば間違えた問題が明確になるので、苦手な内容をピックアップしやすくなります。

ただし、テスト後しか解き直しノートに記載してはいけないわけではありません。日々の授業でわからない問題があったときにも、積極的に解き直しノートにまとめましょう。
授業でわからなかった問題を記載しておけば、テスト勉強前にまとめるだけでスムーズにテスト勉強にとりかかれます。


解き直しノートを活用するタイミング

解き直しノートは、間違えた問題を3回復習するのがおすすめです。
まず1回目の活用タイミングは、テストが返却されたときや、問題が解けなかったときが良いでしょう。テストの直後に間違い直しをすることで、自分の苦手な問題を把握したうえで振り返ることができます。

2回目に解き直しノートを使って復習するのは、1回目の解き直しから1週間後のタイミングが適しています。
さらに、3回目は、2回目の解き直しから1カ月後がおすすめです。1カ月後に間違えずに解けたら、解き方を正しく理解し知識として定着したと考えられます。

1カ月後の解き直しでも間違えてしまった場合は、付箋などで目印をつけておき、さらに1週間~1カ月ほど空けて解き直し、スムーズに解けるまで繰り返しチャレンジしましょう。間違えずに解けるようになれば、受験勉強時に再復習する時間が短縮されますよ!


中学・高校受験の対策なら「京進の中学・高校受験TOPΣ」にご相談を

解き直しノートを作成しても、お子さまのやる気を維持するのは簡単でありません。成績が伸び悩んでいると感じたら、学習塾「京進の中学・高校受験TOPΣ」にご相談ください。

京進の中学・高校受験TOPΣ」は小学3年生から利用できる「中学受験対策コース」があり、塾での学習はもちろん、日頃の学習もしっかりフォローします。通いやすい時間帯なので、生活リズムを崩さす通塾できるのも特徴です。

さらに、中学生を対象にした「高校受験対策コース」もあり、志望校合格までのカリキュラムで志望校のレベルに合わせて勉強できます。ここでは、京進の中学・高校受験TOPΣの「中学受験対策コース」と「高校受験対策コース」の特徴をそれぞれ解説するので、チェックしてみてください。

●中学受験対策コースの特徴

京進の中学・高校受験TOPΣでは「週実テスト」を毎週実施し、学習内容を繰り返し思い出すことによって記憶に定着させます。
何度も繰り返し学習することで、時間がたっても忘れない長期記憶として定着し、受験本番に役立つ知識となるでしょう。

また、京進の中学・高校受験TOPΣの「中学受験対策コース」は、通いやすい時間割を設定しています。一部の校舎を除き、通常授業は19:00までに終了するので、生活リズムを崩さず通塾することが可能です。
家庭での時間を大切にしながら落ち着いて宿題に取り組めるのも京進の中学・高校受験TOPΣの魅力です。

さらに「中学受験対策コース」は中学受験を志望する生徒を対象に、講演会や入試分析会といったイベントを開催しています。有名校の学校の先生による講演会に参加することで、高いモチベーションを維持して受験勉強に取り組めるでしょう。

京進の中学・高校受験TOPΣは無料の体験授業や校舎見学、学習相談にも応じていますので、お気軽にお問合せください。

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●高校受験対策コースの特徴

京進の中学・高校受験TOPΣの「高校受験対策コース」には、志望校合格のための独自カリキュラムがあります。目標とする志望校によってクラスが分かれており、勉強方法も異なるため、授業についていけないといった心配も少ないです。お子さまの学習レベルに合ったクラスで確実に成績を伸ばせるでしょう。

ハイレベルなクラスでは、トップランクの公立高校・難関私立高校を目指して学習できます。学びから自ら考える学習サイクルを毎週繰り返すことで、学力定着を促すのがハイレベルなクラスの学習方法です。

いずれのクラスでも定期テスト対策ができ、中学校ごとの出題内容に合わせて勉強できます。
「高校受験対策コース」も無料の体験授業や校舎見学、学習相談が可能ですので、以下のリンクからお問合せください。

中1~中3 高校受験対策コース


解き直しノートを活用して効率的に勉強しよう!

定期テストや模試などで解けなかった問題を克服し、着実な点数アップを目指していくには、解き直しノートを使うのがおすすめです。間違えてしまった問題を解き直しノートにまとめておき、定期的に復習することで記憶に定着しやすくなります。
解き直しノートなら問題に再挑戦した日や回数を把握できるため、過去に間違えた問題を一目で確認できます。苦手な箇所を正しく把握しておけば、受験勉強を効率的に進められるでしょう。

解き直しノートを活用してもモチベーションが上がらない場合は、学習塾を利用するのもおすすめです。学習塾なら集中できる環境で、受験仲間と切磋琢磨しながら成績を伸ばせるでしょう。

中でも「京進の中学・高校受験TOPΣ」は中学受験と高校受験のそれぞれに対応し、専用コースがあります。いずれも生徒ひとりひとりのフォローを大切にしているので、勉強内容や勉強方法について気軽に質問できるでしょう。
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