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中学受験と高校受験どっちを選ぶ?子どもに合う進路の見分け方

2023.06.28

「子どもの将来を考えるうえで、中学受験と高校受験のどちらがいいのか悩んでいる」
「中学受験・高校受験の違いを具体的に知りたい」

このような考えを持っている保護者の方もいるでしょう。どちらの受験も子どもの進路においてとても重要な選択になるため、真剣に選択肢について考える必要があります。

この記事では、中学受験をした場合と高校受験をした場合の違いや進路の選び方を解説します。子どもの進路に悩んでいる方は、ぜひ最後まで読み進めてください。

◆本記事の目次

中学受験をした場合と高校受験をした場合の違い

中学受験と高校受験は、どちらの道を選ぶかによって変わる点が多々あります。そのため、子どもの将来を見据えたうえで受験するタイミングを決めましょう。

ここからは、中学受験をした場合と高校受験をした場合の違いを解説します。

●保護者の負担

中学受験をした場合と高校受験をした場合の大きな違いは、保護者の負担です。

中学受験は高校受験に比べて、保護者のサポートがより重要になります。小学生の子どもは、まだまだ保護者のサポートが必要な年代です。そのため、塾の選び方や授業の復習、宿題のチェック、受験のスケジュール作成、目標設定など多くの手伝いをする必要があります。

高校受験をする時期には子どもが中学生であるため、自分で色々と考えて行動できるように成長しています。その分、サポートにかかる手間は少なくなるでしょう。

●入試の難易度

入試の難易度も、中学入試と高校入試では変わってきます。

中学受験のほうが、高校受験に比べて入試の難易度が高い傾向があります。中学受験は出題される問題や受験生のレベルが比較的高いため、合格するためには一層の努力が必要となるでしょう。この事実は、中学受験が高校受験と比べて、模試などの偏差値が「低くなる」傾向からもわかります。全体のレベルが高いため、差が出にくいのです。

また、中学受験の場合は、学校の授業で学習しただけでは解けない問題も出題されます。一方、公立高校の入試は、受験する学校によって異なるものの、授業で習う基礎学力を問われる問題が出題されやすいです。私立高校の場合は、学校ごとに傾向や難易度も変わってきます

●教育の一貫性

中学受験をした場合と高校受験をした場合では、教育の一貫性も異なります。中高一貫校では、大学受験まで一貫したカリキュラムを組んでいるケースが多く、中学受験をすれば、大学受験を目指して6年間かけた指導を受けられるでしょう。

高校受験の場合は、高校受験の3年後に大学入試が控えています。そのため、中学生の間はそれほど大学選びを意識しないでしょう。

●生徒の多様性

入学した学校で関わる生徒の多様性も、中学受験をした場合と高校受験をした場合では変わってきます。

高校受験をしたほうが中学、高校と関わる人が変わるため、より多くの価値観に触れやすくなるでしょう。一方、中学受験をすると、同じような価値観、家庭環境の子と触れ合う機会が増えます。外部からの高校進学者が来ない限り、関わる人が限定的になる点はあらかじめ留意しておきましょう。

中学受験のメリットとデメリットは?受験するか迷っている保護者の方はこちらの記事もチェック


中学受験と高校受験のどっちを選ぶのが良い?

中学受験と高校受験のどっちを選ぶのが良いかは、一概に結論を出すことはできません。子どもや家庭の指導方針によって、中学受験に向いているのか、高校受験に向いているかは変わってきます。

ここからは、それぞれの受験方法が向いている子どもや家庭の特徴を解説します。

●“中学受験”が向いている子どもや家庭の特徴

中学受験が向いているケースは、子どもの将来の進路ややりたいことが明確になっている場合です。中学受験に合格すれば、中高6年間のびのびと過ごせるようになり、やりたいことに集中できる環境が手に入ります。留学や部活動などに打ち込みたい場合には、有利な環境となるでしょう。

早い段階から知的好奇心があふれている子どもにも、中学受験は向いています。中学受験では、小学校で学んでいない難問に触れるケースがあります。難問に対しても前向きに取り組める点は、大きなアドバンテージとなるでしょう。子どもが納得しない状態で受験勉強をさせても失敗しやすいため、勉強に対して真面目で意欲的な場合も中学受験に向いています。

保護者に子どもの勉強をサポートする時間や学費を支払うお金の余裕がある場合も、中学受験を検討すると良いでしょう。

●“高校受験”が向いている子どもや家庭の特徴

勉強や進路は子ども自身が主体的に行いたい、行ってほしいと考えている場合には、高校受験が向いています。進学校や難関校に自らの力で合格し、希望の入学をする経験は何にも代えがたいものです。

また、私立中学や公立中高一貫校よりも公立中学校のほうがさまざまな生徒が集まるため、子どもの人間性がより高まる可能性があります。視野を広げ、人間性を向上させたい場合には、高校受験の選択を考えてみましょう。

中学受験に向いてる子の特徴とは?受験させるメリット・デメリットも解説

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わが子には中学受験と高校受験のどちらが良いか答えが出ないときは…

中学受験・高校受験をするタイミングについて親子で考えても、なかなかどちらが良いのか結論を出せないこともあります。

どうしても結論が出ないときには、メリットやデメリットだけではなく、保護者・子ども双方の気持ちも大切にしましょう。理屈だけではなく、気持ちも進学においては重要視したい観点です。

ここからは、結論が出ない際におすすめの選び方を紹介します。

●子どもが楽しく過ごしているイメージができるほうを選ぶ

中学受験と高校受験のどちらが良いか答えが出ないときには、子どもが楽しく過ごしているイメージができるほうを選びましょう。中学受験と高校受験のどちらが良いのかは、最終的には子どもの性格や適性、タイプによって異なります。

そのため、子どもが楽しく過ごせそうかどうかを1つの指針として判断してみましょう。両者のメリットやデメリットをあまりに考えすぎると、子どもの適性や思いを見逃してしまうかもしれません。

●子どもの意見を尊重して考える

中学受験と高校受験のどちらが良いか答えが出ないときには、子どもの意見を尊重して考える配慮も重要です。どこまでも子どもと相談して決める姿勢を大切にしましょう。

まずは中学受験と高校受験のメリットやデメリットをすり合わせ、そのうえで子どもの意見を聞くのがおすすめです。その際は、保護者の意見を押しつけないように注意する必要があります。

まずはゆっくりと時間を取り、親子でそれぞれの考えを話し合ってみてはいかがでしょうか。


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中学受験が向いているのか、高校受験が向いているのかを考える際には、さまざまな観点からの考え方を踏まえつつ、最大限子どもの意思を尊重して決めましょう。

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