「夏、思うように勉強できなかったなぁ」と感じている方へ

夏休みが終わりました。

およそ４０日間、９６０時間という数字だけを見れば長い期間でした。
皆さんは、この休みの間にやりたいことはできたでしょうか？

おそらく「やりたいことは全てできた」と回答できる人はほとんどいないのではないでしょうか？

たとえ学校が休みとは言っても、講習があったり、部活があったり、宿題があったりとやらなければいけないことが
多かったことが要因だと思います。また自由な時間が多く、つい楽な方を選択してしまったこともあるかと思います。

少し悲観的に考えてみましょう。
例えば、高３生であれば、夏に苦手科目の克服やセンター対策をやろうと思っていたが、結局できず、秋以降にずれ込んでしまい、
私立対策や二次対策にかけるべき時間もおのずと減っていき、十分に力がつかず受験に臨む…という決して楽観視できない結果になりかねません。

「もっと早くから勉強しておけば、もう少し余裕をもてたのに。」
学校を卒業する際多くの生徒が口にしてきた言葉だと思います。

受験に備えた勉強というのは大変です。勉強すること自体は多くの生徒ができますが、何年も何か月もモチベーションを保って勉強をし続けるのは本当に大変だと思います。
さらに言うと、模試などで１回だけならそこそこの成績をとることはできますが、結果を出し続けることもまた大変です。

受験という何かとてつもなく大きなハードルがあって、それを乗り越えるため、多くの情報を必死で探し、効率さを求めようとしている生徒がいたり、
または、まだ時間もあるから、という理由で臭い物に蓋をしてしまって、勉強から逃げてしまっている生徒もいます。

まずは冷静になって「自分の弱点、課題は何だろう？」と考えてみることが大切です。
日々、課題という小さなハードルを一つ一つ確実に解決していき、基礎力を高めていくこと。これが成功につながる重要な道程であるはずです。

【ケース１】自分の弱点、課題をある程度把握できているが、勉強習慣が身についていない人
毎日少しずつでもいいので、学習していく習慣をつけましょう。
脳科学的には、「勉強はやり始めないとやる気が出ない」と言われています。まずは５分でもいいので机に向かい、簡単なところから始めてみましょう。
また、スケジュール帳を使って計画を立てられることが理想ですが、立てられない人は「計画」ではなく「履歴」を残すことを心がけましょう。

【ケース２】自分の弱点、課題をある程度把握できておらず、勉強する習慣もほとんどない人
周りの人があなたのことを心配していると思います。
学校の先生や塾、予備校に相談してみるのはどうでしょう？
京進では学力診断テスト（無料）を実施しており、今やるべきことなどを個別にお話しすることができます。
弱点や課題というのは勉強面だけではなく、生活面でも考える必要があります。

（以下アンケート）
□朝は７時までに起き、夜は２４時までには寝る習慣がついている。
□規則正しく食事がとれている。
□周りの人の意見を素直に聞けている。
□勉強する環境はきちんと整理整頓がなされている。プリント類もまとめられている。
□最も勉強に集中できる場所がある。
□数か月単位で学校行事などの予定を把握できている。
□スマホに触れる時間は毎日１時間以内に収めている。
□テレビを見る時間は毎日１時間以内に収めている。

いきなり勉強を始められない場合は、上記のうちまだできていない項目を改善するところから始めてみましょう。
小さな改善がひとつひとつ積み重なり、皆さんを大きく成長させます。