「卓越した安全・安心」を目指して

京進は、1975年に学習塾として創業以来、お子さまをお預かりする立場として、子どもたちの安全のために様々な取り組みを続けてきました。

近年の社会環境や当社グループの事業拡大により、「安全・安心」への取り組みも変化しています。学習塾に加えて、幼児を対象とした英会話や保育、シニアを対象とした介護サービス、外国人を対象とした日本語教育など、顧客が多様化するとともに、それぞれのサービス特性に応じて求められる安全対策が多様になっています。さらに、災害や感染症なども顧客の安全を脅かす事象となり、安全・安心に関する大きな課題と認識しています。

2005年12月10日、当社の非常勤講師がお通いいただいていた生徒の尊い命を奪うという、あってはならない事件を起こしました。お亡くなりになられたお子さまのご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆さまには心よりお詫び申し上げます。過去に当社グループにおいて起きたこの事件について、グループ全従業員で忘れることなく、年に2回定めている「安全の日」の取り組みをはじめ、日常的な安全への取り組みを続けており、それが「安全を第一に考えて行動する」精神風土の基盤となっています。

当社グループは、事件以降、社会にお約束した事項を100%実施することはもちろん、それ以外にも時代や環境の変化に応じて内容や取り組みをさらに進化させるべく、グループ全社をあげて取り組みを続けています。これまで、当社で培ってきた安全・安心を最重要と位置付ける企業風土と人的資源に加え、社会の進歩とともに発達しつつあるITツールを十分に活用してまいります。この活動は、お客様のみならず、グループ全社で働く従業員の安全と安心にもなります。当社グループが目指す卓越した安全・安心の実現により、今後の地域社会への安全・安心にもつながると信じています。

株式会社 京進
代表取締役社長 立木康之