【Kyoshin Group Newsletter】自らで未来を切り開き、グローバル社会に活躍できる力を育てる ~京進の保育事業で展開する子どもたちの知育活動~ 京進のほいくえんHOPPA、能力を育て成長を可視化するオリジナルの取り組み

◆子どもたちの健やかな成長と自立を育み、知育・英語・プログラミングで将来の生きる力を育てる◆ 

京進の保育事業は、2011年に京都市に開園した「HOPPA(ホッパ)からすま京都ホテル」からスタートしました。HOPPA※では、子どもたちを安全・安心な環境で健やかに育てるということを大前提に、不確実な将来、生き抜く力の土台を育む取り組みを行っています。HOPPAは決して早期教育のための園ではありませんが、知育や英語レッスン、プログラミングレッスンなど特徴ある保育で、保護者の方からの信頼を集めています。2024年1月現在、全国に95園の保育園・幼稚園・認定こども園を運営しています。

HOPPAでは子どもたちの持つ可能性を引き出すため、「能力開発lesson(知育time)」「English time」「プログラミングレッスン」3つの取り組みを教育の特色としています。子どもたちが持つ“伸びようとする力”を大切にしながら、英(国際力)×知(学ぶ力)×人(生きる力)を育て、世界中の舞台で活躍できる人へと成長できるよう取り組んでいます。
※京進のほいくえんHOPPA、京進のようちえんHOPPA、京進のこどもえんHOPPA

 

1.能力開発lesson(知育time)
これからの時代を生きる子どもたちに必要な論理的思考、図形的思考など、様々な能力の素地を育むことを目的にしています。

さんすう領域・こくご領域・巧緻性領域・生活領域について身につけていることや、ひとりひとりの興味・関心を丁寧に見つめ把握した成長を可視化できるよう、オリジナルの「知育指標」を研究・開発しました。

知育timeは、午前中のフレッシュな時間帯に15~30分(2歳~5歳時は午後にも)実施し、「お友だちの意見を聞く」「自分の言葉で話す」「みんなで体を動かす」といった、周囲との関わりを大切にしながら五感にも働きかける工夫をしています。「できたよ!」「面白いね!」の喜びは、子どもたち自身の成長の実感にもつながっています。

2.英語に関するレッスン・取り組み
言語分野の臨界期(自然に習得できる限界の時期)は6~7歳と言われており、この時期までに英語の素地を作ることを目的としたプログラム、「English time」を全園で導入しています。年齢に合った内容の様々な英語教材を使用し、日々のアクティビティを英語で行っています。イースターやハロウィン、クリスマスなどの行事も積極的に取り入れ、異国文化への興味・​関心を育んでいます。

<海外園とオンラインで交流!>
京都と東京にあるプレミアム園では、複数のネイティブのイングリッシュティーチャーが在籍。0~5歳児の約5年半でリスニングのブレイクスルーに必要と言われる約2,000時間を目安に、欧米のプレスクールに近い英語環境を実現しています。楽しく学んだ英語を使って、年齢の近い海外に住む子どもたちと交流し国際的視野の芽を育てていこうと、現在、年5回程度オーストラリアとハワイにある保育施設と定期的に交流レッスンを行っています。



2023年11月9日(木)の海外園交流レッスンの様子
■日時:9:50-10:20(30分程度)
■交流園:HOPPA世田谷経堂(東京都)&Robina Town Child Care Centre(豪・クィーンズランド州)
※11月14日(火)には、HOPPAからすま京都ホテル(京都市)とSouthport Child Care Centre (豪・クィーンズランド州)でも同様のレッスンを行っています


◆テーマ◆「HOPPAからオーストラリアにあるRobina Town Child Care Centreにどうやって行くの?

★ねらい★
子どもたちにとっては身近にある場所が、他の国からみれば飛行機や高速道路を使って、長い時間をかけていく場所であることを知り、世界を広げることをねらいとしています。また、日頃学んでいる交通に関する単語を使う機会としました。

【お話しているオーストラリアのみんながいる園に、日本からどうやって行くのか、英語で説明してみよう!】
 “From HOPPA, we rode bicycle to the nearest bus stop.”  
 “From the bus stop, we took a bus to Kyodo Train Station.”

イラストを手にしながら、順番に英語で説明していきます。

   “From Haneda Airport, we flew in an airport to Gold Coast Airport. ”
    “From Gold Coast Airport, we rode in a taxi to Robina. ”                  

無事に到着!練習通りに上手に説明できました!

【質問タイム】かっこいい&かわいいキャラクターの人気は世界共通!映画の話題はとても盛り上がりました!
 ①ロビーナタウンセンター(街にある大きな商業施設)では、何を買いますか?
 ②ジャックウィルソン公園では、何して遊ぶの?
 ③ムービーワールド(街の映画館)では、何の映画を見たの?


3.プログラミングレッスン
HOPPAの能力開発lessonで蓄積されたノウハウや専門家の知見を集約したオリジナルカリキュラムで、思考力や課題解決力、人間力などを育んでいきます。それが、プログラミングレッスン。

「道筋を立てて物事を考える論理的思考力」「物事の問題点を抽出し解決策を導く課題解決力」といった力を、子どもたちの好奇心を刺激しながら育てています。デジタルコンテンツだけでなく、工作やリトミックを交えたり、実際に手でふれたり動かしたりできる教材も多用し、友だちと共同作業できることを大切にしながら、デジタルとアンプラクドの両方向から学びを進めています。

そのねらいは、プログラミング的思考の育成を図りながら、表現力や協働性などを身につけること。保育園でいつも共に過ごす友だちと一緒だからこそ、集団での学びによって身につけることのできる、「協働力」「表現力」「傾聴力」を育むことにつながると考えています。

 

<よりよいプログラミング教育の実施に向けて>
社内にプログラミングの推進部署を設け、オリジナルカリキュラムの作成や研修などを実施するとともに、専門家からの知見などもあわせて、常にブラッシュアップをしながら教育環境の構築・提供をしています。

 

4.知育指標の蓄積
HOPPAオリジナルの教育プログラムは、「臨界期に着目した能力の土台形成」をねらいとしています。卒園後にHOPPAで行った教育への取り組みが、子どもたちにどのような影響があるのかを調査するため、2021年より「卒園児プロジェクト」がスタートしました。卒園児の保護者を対象に、通知表に関する調査や小学校生活で感じる教育の成果などについてアンケートを行っています。

<2022年夏・保護者アンケートより(2021年3月卒園生対象)>

卒園児アンケートとは
HOPPA卒園児対象に2021年より年2回実施しています。HOPPAのオリジナルプログラムは小学校以降の学習ステージにおける土台形成が大きな目的です。卒園児アンケートでは小学校入学後の成果実感、および通知表結果を収集しています。これまで3年間で約800名の卒園児家庭に回答いただきました。HOPPAでは結果分析を行い、オリジナルプログラムのブラッシュアップや園での活動改善に還元しています。

<保護者の声>
●人前での発表でも物怖じせず、プログラミング授業への敷居の低さなども、教育成果ではないかと思います。
●習ったことわざや慣用句、国旗や英語、プログラミングに関することが授業や教科書に出てくると思い出していて、発展した学びができていると思うことがあります。
●HOPPAで覚えた英単語を使ったり、カタカナ英語をネイティブの発音で口にしたりすることがあります。

水口 加緒里(株式会社京進 保育事業部部長、株式会社HOPPA 代表取締役社長)
人のはじまりは子どもです。
私たち大人も子どもからはじまり、環境の中で獲得した経験や知識をもとに今を生きています。子どもたちの個性やその子らしさを大切に、一過性ではない将来に必要な生きるための力を育んでいきたいと考えています。

 

京進では、子どもたちに学力を身につけるだけではなく、人間的にも豊かな人になってもらいたいという考え方を土台に教育や保育を行っています。保育事業においては、これからも、人間形成の第一歩ともいえる貴重な乳幼児期に、子どもたちの心身の健やかな成長を支え、ご家庭と一緒に見つめていける環境の提供に努めてまいります。

■HOPPA  https://keceg.jp/
■HOPPA Instagram https://www.instagram.com/hoppa_befair/ 
■株式会社京進  https://www.kyoshin.co.jp/group/

<資料>2019年保護者対象アンケート結果(N=1585)
https://keceg.jp/voice/

[2024年1月30日]