京進グループ ミャンマー社会福祉省との共同事業として 介護研修センターの寄贈を決定

株式会社京進(京都市)は、グループ関連会社「Kyoshin JETC Co.,Ltd.(ミャンマー・ヤンゴン市、以下、京進JETC)」を通じて、高齢者介護の研修センター「Myanmar Kyoshin Elderly Care HRD Center(仮称)」をミャンマーに寄贈することが決定しました(2020年12月より着工予定)。

センター完成イメージ図

今回の寄贈は、ミャンマーにおける高齢者介護の人材開発とその発展を目的に2017年より進められている、京進とミャンマー社会福祉省との共同事業の更なる拡大のための増設として決定されました。開設される介護研修センターは当面、これまでも現地で介護や日本語教育を行ってきた京進JETCが運営し、介護技能実習・特定技能を念頭に置いた研修やプログラムを実施していきます。京進JETCからは、これまでにも100人以上の介護分野の技能実習生や留学生が育っています。

現在は、外国人介護人材の受け入れを検討している日本の機関と現地を結んでのオンライン交流会などを通じ、介護研修センター開設後の更なる発展のための準備をしています。

【介護センターの役割】

人材の育成 環境の向上 日本との交流
●介護職の理念教育 ●介護職の普及 ●技能実習での技術移転
●介護人材教育プログラムの実施 ●安定的な介護人材の育成 ●特定技能での就職
●日本語教育プログラムの実施 ●人材の研修・スキルアップ ●介護留学から介護福祉士としての就職

京進は1999年より20年以上、ミャンマーのマンダレーの国立ろう学校へ、教材や施設・教育プログラムなど数多くの寄付を続けてきており、福祉分野においてミャンマー政府と強い関係を築いています。日本の技能実習制度に介護職種が加わったことで、高齢者介護という仕事への関心がミャンマーでは高まっています。親日感情が強いミャンマー人には、勤勉で目上やお年寄りを大切にする国民性もあり、日本の文化や考えと共通する点があることからも、将来的により人的交流が活発になることが予想されます。

京進は、本センターを、日本の人材不足を補うということだけではなく、ミャンマーで優秀な介護人材を育てることを通して、両国の介護環境向上に貢献する拠点にしたいと考えています。

京進グループは、今後も、人の一生を支援する事業で貢献することを目指してまいります。

【施設概要】
■名称:Myanmar Kyoshin Elderly Care HRD Center(仮称)
■建設予定地:ヤンゴン市マヤンゴン群区ガバエロード64番(市のほぼ中心地、社会福祉省の敷地内)   ■時期:2020年12月着工 2021年開設(予定)
■事業内容:ミャンマーにおける介護人材の育成、及び日本語教育
■運営:Kyoshin JETC Co.,Ltd.

<運営会社>
Kyoshin JETC co.,Ltd
設立:2014年11月
代表取締役社長:タンシンナイン
主な事業内容:日本語学校の運営 [Kyoshin Language Academy Yangon]
①ミャンマー国内の学生対象の日本語教育
②日系企業への日本語研修・技能実習生への日本語教育など

京進 国際人材交流事業部の取り組み https://www.kyoshin.co.jp/human/

京進の国際人材交流事業サービスは、優秀な外国人と日本の企業をつなぐことを目的に、日本と海外を結ぶ架け橋となる人材の育成や体制作りに力を注いでいます。外国人看護師の日本の病院への紹介や、外国人介護人材の育成を中心に、優秀なチカラを持つ外国人人材が日本や母国で活躍できるよう、育成や支援を行う仕組み作りをしています。

主に中国、ミャンマーにおいての活動に力を注いでおり、特にミャンマーにおいては現在、受入検討機関と現地をつないだ「オンライン交流会」を実施しており、現地の送出し機関の取組みの紹介や、現地候補生と実際交流してもらうことで、ミャンマーの良さを体感して頂く機会として好評をいただいています。
⇒ https://www.kyoshin.co.jp/human/assets/data/20200817.pdf

【京進とミャンマーのこれまでの歩み】
https://www.kyoshin.co.jp/group/effort/myanmar/

京進では、1999年からミャンマーのマンダレーデフスクールへの寄付活動を行っております。株式上場の節目の年に、社会貢献に繋げる活動を始めたいと考えていた折り、元ミャンマー大使やミャンマー友好協会事務局長などの紹介から「マンダレーのろう学校(デフスクール)」に視察、寄付を始めたことから、京進とミャンマーとの縁が始まりました。学校設備や教材、教育プログラム始め、職業訓練に関する支援も広く行っており、職業訓練校で作られたバッグなどを京進の生徒で購入するなどの交流も続けられています。将来的には、京進創業時からの夢である大学も寄付し、自立への貢献につながる支援を継続していきたいと考えています。