京進主催、保育学生96チームが取り組んだコンテストの入賞6チームが決定! 「手作りおもちゃコンテスト2022」表彰式で入賞チーム発表 全国26校327名が参加。子どもたちの“わくわくドキドキ”と共に、発達や成長、安全などにも工夫のある魅力的作品多数。保育業界への刺激や発展にもつながる大会に

全国でほいくえん・ようちえん・こどもえんを運営する京進グループが開催した、「手作りおもちゃコンテスト2022」の表彰式が8月28日(日)にオンラインで行われ、最優秀賞をはじめ、入賞した6チームの各賞が発表されました。

既存の枠にとらわれない、保育士を目指して学んでいる学生ならではの新しい発想や感性を活かした「手作りおもちゃ」を競う本コンテストは、7月28日(木)から8月16日(火)に行われた最終審査を経て8月19日(金)に受賞5チームを大会ホームページにて発表。追加入賞の1チームと共に、全6チームに授与される各賞が、8月28日(日)の表彰式で発表されました。


表彰式は京進 東京オフィス(千代田区内神田)で18時より行われ、審査委員長 水口 加緒里(株式会社京進 保育事業部部長 株式会社HOPPA 取締役社長)、特別審査員であるテレビや書籍、SNSでも人気の「てぃ先生」が参加、各賞のトロフィーや賞品は後日郵送で受賞者に届けられます。

一般審査員のネット投票によって決定する「どきどきワクワク賞(一般投票賞)」に選ばれたのは、帝塚山大学の3人の学生チーム「コスモス」による作品。ひとりでも複数でも遊べることのでき、指先でさわって楽しむことを意識していて、自分で物語を作ることも想定されています。平面・立体どちらでも遊べる点も評価されました。

審査員特別賞には、大阪保健福祉専門学校の4人の学生チーム「とっと」と、佐野日本大学短期大学の3人チーム「といとい」の2チームが選ばれました。「とっと」の作品(写真左)は、子どもたちが好きな具材で自由にクレープを作ることができる楽しさや、お店屋さんごっこを通じて言葉のやり取りが楽しめる点が、「といとい」の作品(写真右)には、手のぬくもりを感じられる工夫と共に、ボタンを留めたり着替えさせたりできる工夫が、保護者も一緒に楽しめそうだという点でも評価されました。

優秀賞を受賞したのは、広島国際大学の2人の学生によるチーム「あまとうちゃん」が作った、ケーキをかたどったおもちゃ(写真右)。子どもたちが大好きなケーキを題材に、いちごやロウソクなどデコレーションを変える楽しみが満載で、何より細かいところまで丁寧に作られているその美しさも高い評価を得ました。もう1チームは、沖縄女子短期大学の4人のチーム「チームファーカンダ」の作品(写真左)。沖縄の琉球松を使った、ゴーヤーなどの地元の食材の形をした積木のおもちゃで、子どもたちが安全に創造性を広げて遊べる点や、地域を大切にしたその独自性のあるアイディアも評価されました。

「最優秀賞」に選ばれたのは、大阪樟蔭女子大学の学生3人によるチーム「teamポノ」の作品。様々な組み合わせで「子どもたちが自由に道をつなげ、自分で進みたい道を選べる」というコンセプトの作品が高い評価を得て受賞しました。全てのパーツを子どもたちが好きに並べることができ、車を走らせたり、お花畑に行ったりと、“思い出の場所”を遊びながら作れる点など、無限の広がりが持てるおもちゃです。「受賞に驚いたけれど嬉しい。子どもたちに、決められた道でなく自由に好きなように楽しんでもらえるおもちゃであることを考えて作った」と、受賞の喜びと感想が述べられました。

入賞した学生たちからは、「素材もこだわって作ったので受賞できて嬉しい」「手触りを楽しんでもらえるものを目指した」「工夫したところが評価されたのが嬉しい」「学生生活の思い出作りで挑戦した。大変だったが楽しかった」などの声が寄せられました。

最後に総評として、てぃ先生からは「細かい工夫があることはもちろん、子どもがどう思うかの観点を意識しているのが作品から伝わってきた。学生の皆さんで保育業界を盛り上げていって欲しい」との言葉が、審査委員長の水口からは「初めての全国大会でたくさんの作品の応募があり、保育学生ならではの安全面や発達を意識したおもちゃの工夫があったことも嬉しい。コンテストを通して、保育に関わる皆さんとのコミュニケーションにも繋げていきたい」との言葉と、今後も継続してコンテストを開催したい旨が伝えられました。

厚生労働省が平成29年度末に報告した保育人材の状況は、約7.4万人の不足とされ、その理由として労働環境や給与面などの問題が挙げられています。京進グループでは、保育士を目指している方たちの夢の実現や、働く意欲を大切にしながら、ひとりひとりの能力やモチベーションを高めると同時に、保育施設を運営する企業としての労働環境の改善や、キャリアップを支援し続けられる取り組みに努めています。未来の保育士となる学生を応援する取り組みを通じて、日本の保育に関する様々な問題の解決を目指します。


【「手作りおもちゃコンテスト2022」表彰式 概要】

■日時:2022年8月28日(日)18:00~19:00 受賞チームはZoomによるオンライン参加
(会場:京進 東京オフィス 東京都千代田区内神田二丁目15番9号 The Kanda 282 5階)

■入賞:6作品(受賞者名は敬称略)
【最優秀賞】
 「teamポノ」(大阪樟蔭女子大学)小松磨未子、甲斐七々、松木悠奈
【優秀賞】
 「あまとうちゃん」(広島国際大学)原田和湖、江村美咲
 「チームファーカンダ」(沖縄女子短期大学)平良由香子、友寄礼菜、高江洲香、當真あかり
【どきどきワクワク賞】
 「コスモス」(帝塚山大学)大嶋郁花、上岡光彩、出谷萌夏
【特別審査員賞】
 「とっと」(大阪保健福祉専門学校)辻桃花、東田晴香、飯 鈴音、上野泰伸
 「といとい」(佐野日本大学短期大学)大野千歳、猪口綾乃、柴山唯香

<最終結果詳細> https://www.kyoshin.co.jp/event/detail/581039/

【「手作りおもちゃコンテスト 2022」概要】
■応募資格:全国の保育養成校に通う学生(大学・短大・保育士養成校・専修学校)
■参加、および作品応募条件:
 ・チーム参加制。1チーム2~4名にて参加
  ※他学年や他保育学校との混合チームでの参加は可能。複数チームへの参加は不可
 ・1辺50㎝以内の、3辺合計150㎝以内の作品 ※オリジナル作品に限る
 ・1才~3才の子どもがわくわくドキドキ楽しめる<手作りおもちゃ>作品であること
■参加費:無料
■応募受付期間:2022年月5日23日(月)~7月16日(土)
■参加総数:作品エントリー96チーム(327名)
■審査基準:おもちゃを見た・使った子どもたちが<わくわくドキドキするよう手作りなおもちゃ>であるかを重視。その他、安全性や独創性も見て総合的に審査
■審査員:
○審査委員長:水口 加緒里(株式会社京進 保育事業部部長 株式会社HOPPA 取締役社長)
○審査員:玉木 慎一(株式会社京進 保育事業部 第3エリア第2ブロック長)
     水津 純子(株式会社京進 保育事業部 第3エリア第4ブロック長)
     深谷 恵子(株式会社京進 保育事業部 第2エリア第1ブロック長)

○特別審査員:てぃ先生
テレビ・書籍でおなじみの関東の保育園に勤める保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は54万人を超える。初の著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』は15万部を超えるベストセラーになり、近著である『てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』、コミック『てぃ先生』含め、著書は累計60万部を突破。保育士として勤務する傍ら、その専門性を活かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアで発信。全国での講演活動は年間50本以上。YouTubeチャンネル登録者は61万人。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加。名前の読み方は「T」先生。