2013年8月

花よりも花を咲かせる土になれ

読売ジャイアンツとヤンキースで活躍し、国民栄誉賞を受賞した松井秀喜氏を育てた星稜高校の元監督、山下智茂さんの話をしたいと思います。

山下監督の指導方針
①一年生では、礼儀を教える。
「叱られた時、ふてくされる人は三流、うつむく人は二流、
『ありがとうございました』と言える人が一流。」

②二年生では努力の大切さを教える。
「黙っていても勉強や素振りをする人が一流、言われてやる人は二流、
言われてもやらない人は三流。」

③三年生になってからは、周りの人に対する感謝の気持ちを学ばせる。
日本一の選手になりたいのであれば、心も日本一にならなければならない、
ということです。

人の指導には、これで終わりという完成形はありません。能力や技術を身につけること以上に、人間として成長し続けることが大事なのです。

山下監督が自分に言い聞かせてきた座右の銘は、
『花よりも花を咲かせる土になれ』

教え子が野球だけでなく、人間として“人生の花”を咲かせるよう、自分はそのための土になる…そんな思いが込められています。
人は年輪を重ねるうちに、自分の花を咲かせるより、育てた花が元気に咲くことに喜びを感じるようになるものです。

人間の成長は、概ね指導者で決まります。企業の成長のカギは管理職が握っています。
京進では、管理職の人がひとりひとりに愛情を持って、一生涯付き合える仲間と思って部下を育てる、そんな社風にしたいと思っています。

 

代表取締役会長 立木 貞昭

 

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